フレーバーティーと香り
どうも桜新一です。
いつの間にか夏も終わりに近づいてきたような気がします。
今回のテーマはフレーバーティーと香りです。
もうすぐ食欲の秋ですね。
おいしいお菓子と紅茶の組み合わせが恋しくなる時期です。
ところでなぜ紅茶に香りづけをするのか。
紅茶の香りはベースの香りになり果物や花の香りをより引き立てやすいからです。
花や果物だけでは何となく間の抜けた感じの味になってしまうことが多いためです。
フレーバーティーと呼ばれるものには2種類あります。
フレーバードティーとセンテッドティーです。
前者が茶葉に香料で香りをつけたもので、後者が花、果実、香辛料を混ぜてその香りを茶葉に混合または吸収させたものです。
どちらも一長一短があります。前者は香料によって香りの強さを調整できる、安価に作れる。登場したのも天然香料が普及しだした1960年代からです。
一方、後者は自然な仕上がりになる、作るのにはやや手間がかかることがありますが、歴史は古く古代中国から親しまれてきました。
ただし、栄養成分のことを考えると花や果皮が入っているほうが茶葉以外の有効成分も微量ながら取ることができます。健康志向なら茶葉のほかに花や香辛料、果皮が入っているのを選ぶのもありかもしれません。
フレーバーを使うと珍しい香りのお茶を作り出すこともできるので捨てがたいところです。
身近で香りに触れられるものですので、皆さんもこの秋試してみてはどうでしょうか。
ゼラニウムと香り
こんにちは、桜新一です。
ゼラニウムの香りはアロアセラピーではよく使われ、グリーンフローラルな香りがします。香り成分で多く含まれているのは、ゲラニオールやシトロネロール、リナロールと言った成分です。これはバラにも含まれておりアロマセラピーでは安価なローズの代品としてもよく使われます。
ゼラニウムの花自体は何百種類といった品種があり、見た目が鮮やかなものから香りが良いものまで色々あります。また品種によって一年草も多年草もあります。
ここで一年草と多年草の違いは、一年草は一年以内に種を残し枯れてしまいます。一方多年草は枯れずに成長していきます。多年草でも環境によっては（原産地でない場所）一年草のようになるものもあります。多年草は種を残したり枯れないのかというと、そんなことはなく種も残しますし、老化した部分はもちろん枯れます。根っこが生きていればそこからまた成長します。
ハーブと呼ばれるもの香りや味が強いものは多年草が多いようです。似たような見た目をした香料植物でも多年草のほうが香りが強いようです。
見た目だけを見るのではなく根っこにある部分を見て見ないと本物の強さというのはわからないのかもしれません。
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シークワーサーと香り
どうも、桜新一です。
最近熱くなってきて、沖縄料理を食べたくなる季節になって来ましたね。
そこで今回のテーマはシークワーサーと香りについてです。
よく沖縄のお土産でシークワーサー◯◯と言ったものが売られております。
シークワーサーは台湾や沖縄に自生しており、春に白い花を咲かせます。
夏に私達がシークワーサーと聞いて思い浮かぶ実をつけます。
スッキリとしたシトラスノートでややライムに近いような香りだと私は思います。
ほぼ香水などで使われてはいませんが、沖縄が特産のため沖縄限定の食品や化粧品にはよく使用されています。
シークワーサーにはノビレチンというポリフェノールが含まれていて、他の柑橘系よりも含有量が飛び抜けて多いです。認知症やガンの予防、ダイエットにも効果的であると言われています。興味のある方は調べてみるのはいかがでしょうか。
しかし、そんな健康効果の高いシークワーサー近くのスーパーでは中々売っておりません。
そこで私達が簡単にシークワーサーに触れることができるのはお酒ではないでしょうか。またの機会にリキュール（香料や甘味などが添加されたお酒）について書こうと思いますが、リキュールはその起源をたどれば医薬品であり手軽に病気の予防ができるように作られたものなのです。
缶酎ハイにもシークワーサーのリキュールが含まれているものもありますので、香りを感じながら心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
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水仙と香り
どうも桜新一です。
ブログを始めてから一年近くが経ちました。
今年もよろしくお願いします。
今回は水仙と香りについてです。
”自惚れ”、”自己愛”です。
水仙は英語でナルシサス（Narcissus）です。
水鏡に映った自分の姿に恋をしてスイセンになってしまった伝説に由来します。
ここからナルシズムやナルシストの語源となっています。
また漢字名の水仙は水辺で咲く姿を仙人に例えたものと考えられています。
水仙の香りは少し青臭く独特な花の香りです。
白い水仙から取れる香りはナルシスアブソリュート、黄水仙から取れる香りはジョンキルアブソリュートと呼ばれます。
香りの成分は、ジャスミン、スズランの香りを主体に、トップにバイオレットリーフ様のグリーン、パラ-クレゾールとその他エステルの特徴的な香り、ベースにオレンジフラワー、ハニー、アニマリックな特徴を持っています。
その為、他の花の香りと非常によく調和します。
花言葉は自己愛ですが、
（自己愛の定義）
”自己のアイデンティティを確立するのに他社からの承認を必要とする、他者への共感や他社と打ち解けることが難しい、他社と敵対する”
花自体の香りは他者と協力してより良い香りを作り出すのに一役買っています。
もちろん調合する量によりますよ！
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ヒヤシンスと香り
どうも桜新一です。
ブログの更新をさぼっていたらいつの間にか年が明けてしまいました。
今年からは月1本以上目標で頑張ろうと思います。
さて、今回はヒヤシンスと香りについてです。
ヒヤシンスの花言葉は
”スポーツ”、”ゲーム”、”遊び”、”悲しみを超えた愛”などです。
また色によっても花言葉は違います。
上記は一般的な紫色のヒヤシンスの花言葉で、ギリシャ神話で出て来る美少年ヒュアキントスの伝説に由来しています。
ヒヤシンスの香りはグリーンフローラルでスッキリとした香りが特徴です。
現在、精油の商業的生産はほとんど行われておりません。
この香りの特徴的な成分はフェニルアセトアルデヒドという香りでこれがヒヤシンスのグリーンノートの決め手になっています。
香水などヒヤシンスの香りをメインとすることもありますが、どちらかといえばローズやジャスミン、スズランと言った香りを引き立たせることによってより優雅なフローラルノートを出すことに使用されます。
主役ではなくどちらかというと脇役のポジションが多いということです。
もちろんただの脇役ではなく名脇役で、このヒヤシンス香料を効果的に用いた香水にはアザロやアラミス、ディオリッシモなど多くの名香があります。
映画でも脇役は非常に重要で主役がイマイチでも良い脇役をで固めることによって素晴らしい映画（またはドラマ）だなと思うこともります。
皆さんも脇役というポジションから普段の生活を眺めてみると、また違った景色が見えてくるかもしれません。
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